「花束みたいな恋をした」
今年の年明けくらいに学校の先輩に勧められて、気になってはいたけど観ていなかった映画
事前知識として出会ってから別れるまでの話ってことを知ってた。
途中から、具体的には麦くんが就職してからずっとひやひやしてて、切ないシーンが挟まるたび号泣してた。涙腺がよわい。
本稿はつらつらと思ったことを書いていく怪文書です。
サブカル文脈
フリーターカップルになって半年したころメジャーなアーティストの音楽を「聴ける」って言っちゃう感じ、若さなんだろうな~。こういう気持ちは私にもあって、自分でもよろしくないとは思ってるんだけど、私だけのお気に入りであってほしい。それを共有できる仲間はいて欲しい。みたいなめんどくさいところがある。きのこ帝国も羊文学も超有名アーティストだけど、さ!
文学と映画の中身はミリもわからなかったけど、こういう趣味全部この年頃あるあるなんだとしたら、私もいつか「今のわたしの宝物」たちに何も感じなくなっちゃうのかな?とか不安になる。できる限りで大切にしたいな。
麦くん...
5時には帰れるって新興企業に入る麦くん。その時点で不安要素しかないよ~~って思ってたけど、まさにその通りで、どんどん追い詰められて、それでプライベートが侵食されていく感じ。苦しかった。
絹ちゃんは絹ちゃんで息抜きつつ()、麦くんを支えていて、こうして二人の関係は生活になって行くんだろうなと思った。就職した時点で麦くんはその辺覚悟決めてたんだろうな。でも絹ちゃんが求めてたものはそうじゃない~し、麦くんは追い込まれて視野狭くなってるし...
イラストレーターとして活動してた時もそうだけど、麦くんは従順で、要らないところまで責任感ある。不器用。要領よく力抜ける後輩君すごいよ。
ラストシーン
2人とも別れるって決めてるところで、楽しく過ごして、やっぱやだよ~~ってなるの...恋人と別れるのってカロリー高いんだなあと改めて。
別れた後のシーン、2人ともあんなに笑顔なのに見ててこんなに切ないことある??
でも自分の恋人が街で出会った元恋人のこと考えてたらちょっとやだな。どういう感情だよ。ここはモヤです。